ルリビタキの谷にはルリビタキの囀りが輪唱のように聞こえ、その輪唱に伴奏を付けるかのように聞こえて来るのはコマドリの声。
森の入口にさしかかるとその声は更に響き渡ります。
しかし、、、、、。ルリもコマもその姿を見せてはくれませんでした。
6時間が経過して私の限界を迎えました、打ちひしがれて森に別れを告げ山を下って来ると、
目の前を横切る黒い影、オオアカゲラでした。ルリやコマに比べたら何て優しい子なのだろうと思いました。
今まで居た森を振り返ると紺碧の空に真っ白な雲が流れて行きました。
ルリビタキの谷がこんな状態では、お客様を御招待するなんてしてはいけないのかも.........